一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

タグ:LacroixDespheres

「@-Live.006 -箱庭の音樂会-」@初台DOORS 2014/09/13

初台DOORSで行われた「箱庭の音樂会」に行ってきました。
イベントのテーマが「クラシカル&テクニカル」ということもあってか、5組中3組にバイオリニストが在籍しており、全体的に華やかな雰囲気でしたよ。

以下出演順に。

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Lacroix Despheres「天啓の瞳」(2011)

01.天啓の瞳
02.天啓の瞳 (Instrumental ver.)
03.天啓の瞳 (Orchestral ver.)

作詞・作曲:Sho

Members
Vocal:Sho
Soprano:Saya
Flute:Mizuki
Oboe:Satomi
Guitar:Pegeot
Guitar:Tenyu
Bass&Drum:Hiroaki

配布日:2011/12/03


***

2011年12月3日に高田馬場club Phaseで行われた主催イベントにて配布された、Lacroix DespheresのCD-R。
元々は、1stアルバム「Dernier Paradis act1」に「古の刻より舞い降りし者たち」として収録されていた曲を現メンバーで再録、タイトルを改めた形になっています。原曲ではギタリストとして参加していた博明が、こちらではベースとドラム担当となっているのがちょっと面白い。

オペラティックな男女ツインボーカルとツインギターによるクラシカル疾走曲という大本は維持している印象ですが、今回特に変化が感じられたのがもう一つのメイン要素である管楽器隊。細かいフレーズによるキメを幾つも作ることによって、楽曲の緩急が更に大きくなり、より華やかさを感じられるアレンジになっています。勿論クサいメロディーとの相性が悪い筈もなく。
また、(個人的にはマイナスポイントだとは思っていませんが)アルバムでは打ち込みだったリズムが生になった点でも迫力が増している部分があるかも知れません。
2,3曲目にはそれぞれ、カラオケバージョンとオーケストラパートのみを抜き出したバージョンが収録されていますが、この3トラック目単体だけでもメロが立っており、曲として結構成立しているように感じられるのは何気に凄いことなのでは。

後に当日のライブ映像を使ったPVをYoutubeに投稿したり、公式メルマガに登録すると無料ダウンロード出来る楽曲として、コーラスアレンジを微妙に変えたChoir verが配信されるなど、バンド側としても名刺代わりに使っていこうという意図が感じられるこの曲。個人的にも、原曲を切っ掛けにハマった経緯があるので、現時点でこのバンドへの取っ掛かりの1曲としては最適なのではないでしょうか。
そろそろ新譜のアナウンスも聞きたいですけどもね……。

tenkeinohitomi


YouTube(公式)


オフィシャルサイト
myspace

「Aristocracy Renaissance Vol.2」@高田馬場CLUB PHASE 2011/12/03

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V系バンドとメタル畑のバンドが共演するLacroix Despheres主催イベント。ラクロワはライブが少なく、これ見逃したら何時になるか分からないので思い切って行ってきました。メタル方面はあまり明るくないこともあり、のんびり見てて怖いメタラーのお兄さんに絡まれたらどうしようとか思っていましたが特にそんな事もなく…w(いや自分があの場でアウェイなのは分かってるんだよやっぱりちょっと怖いんだよ!)。

以下出演順に。V系→メタルと交互に出てきた感じですかね。


MARIO'†CHILD
ある意味今回の出演陣の中では個人的注目度No.1だったマリオクロスチャイルド。ギタリストで作曲担当であるMOGUのプロジェクトという事で良いのかな?
ちょっと前にツイッターの方で、彼らのホームページが色々凄いと話題になっており、私もその……な作りにおおうwおおうwwとなったりしていましたが、いざ今回蓋を開けてみたらすっごくマトモでした
とにかく女声ボーカルのミカヤ(Ambrosiaからのサポート扱いのようです)によるオペラティックな高音の伸びが半端ない。楽曲は基本クラシカルに歌い上げるスタイルなのでマッチしない訳もなく、前任の男性ボーカル時代の曲も違和感無く歌っていました。声量で言ったら出演者中一番だったんじゃないんでしょうか。急遽ゲスト出演が決まった、同じくAmbrosiaのバイオリニストも速弾きソロを披露したりと、楽曲に色を添えていたように思います。
ちょっと似通った雰囲気の曲が並んでるかなと思ったり(これ各出演者に言える事かもしれませんが)、同期メインなのは別に気にならないのですが折角MOGUさんギター弾いてるのですからもう少しギターの音を前に出しても良いのではと感じたりと、課題も相応にある印象でしたが(アルバムもこんな感じの音なので、ある意味音源に忠実とも言えますが…)、好みな方向には間違いないので、トラック作りを磨きながら是非この路線を突き詰めて行って欲しいところ。いっそシンセをバンバン前に出して、硬派なメタラーさんを嫌がらせるのも手かもしれませんがw
その注目の(?)MOGUさんは楽曲面やヴィジュアルもさることながら、ステージ上のキャラクターもM○naを意識しているのか喋らないキャラを貫いていましたが、2度目のMCにて

ミカヤ「物販のアルバム、2000円の所を今日は半額で販売します。……もう500円でも良くないですか?」
MOGU「!!!(フルフルフル)
ミカヤ「……駄目だそうです(笑)」
いきなり振られてうろたえるMOGUさんがちょっと面白かったです。

結論:彼らはあのホームページで損してるし得もしてる


CROSS VEIN
オフィシャルの試聴でちょっと気になっていたバンド。取り敢えずマリチャイの後だと音圧の差にびっくりする…w クラシカルなキーボードが印象的なサウンドが心地よく、例えとして合っているのか分かりませんがVersaillesが女声ボーカルになったような感じも受けました。そのボーカルJuliaの声はアニソン方面にも通じそうなハキハキした通りの良い声をしており、そういう所も好みでしたね。終演後シングルを2枚購入したのですが、そちらは若干苦しそうな高音ボーカルでちょっと印象が違っていましたが、ライブの方が声出てるのは良い事だと思うことにします。
因みにJuliaさんのMC、やけに落ち着いたお嬢様口調なのが印象的で(こちらも何かのキャラ作りでしょうか)終演後の物販等の告知までその喋り方と、その徹底ぶりが素敵でした。


Sito Magus
ツインボーカルのラクロワを除くと、男性ボーカルバンドって今回彼らだけだったのですよね。
黒い衣装・ドロリとした楽曲に乗る艶のあるボーカルと、今回の面子の中では比較的王道V系に寄っているのかなと思わせられます。クラシカルな同期も使っていましたが、盛り上げるというよりは冷たく重たい雰囲気を演出する為に使っているという印象でした。ただ、楽曲中のナレーションとは別に設けられたMCでは微妙にわやわやになっていたりして、妙にユルい空気が漂ったりも……w
前後がパワフルな女声ボーカルバンドだったこともあってか、変な言い方ですが安心して見られるステージでした。


Ancient Myth
こちらもクロスヴェインと同系統な印象を抱く、キーボードやギターのソロが目立つシンフォニックメタルな音作りでしたが、こちらのボーカルさんはかなりパワフルなステージングをしていました。髪が乱れるのも構わずこちらを煽る煽る+ヘドバンし放題! そのヘドバンのせいなのか曲の歌い出しで毎回辛そうなのがちょっと気になりましたがそこはそれというか(体は大事にね…)。こちらも中々の盛り上がりを見せていましたね。
そして何よりインパクトだったのは、ソロ弾いているギタリストさんのドヤ顔!! 本当に楽しそうに演奏していらっしゃいました……。
来年、現体制で初となるフルアルバムを発表するそうですよ。


Lacroix Despheres
舞台監督も立て、演劇寄りのライブになるというのは事前に知っていたのですが、ここまでやってくれるとは。2ndアルバム『Dernier Paradis act2』を視覚的に再現するライブだったのですが、それぞれの役を演じるレギュラーメンバーやゲストの役者による(フルートとオーボエ奏者の二人もかなり動いていました)、1曲1曲中細かく表情や立ち位置を決めていったのだろうと思われるステージング、自前のスクリーンを使った映像も使った演出等、(褒め言葉として)良くこの規模のハコでやりきってくれたなと。ステージが近いだけに転換中のバタバタが見えちゃったり、下手側のギターが微妙にトラブったりもしていましたが(MCでも触れてましたが薄いノイズがずっと続いていたような)、それを差し引いてもステージに見入るのに十分な力を持っていたのではないでしょうか。クラシカルで激しい曲は勿論好みですが、Sayaのソロボーカルによるバラード「Passiflora caerulea」で管楽器パートを生でじっくり聴く事ができたのも嬉しい。
「La rue de L'espoir」が終わって初めてMCが入りましたが、こちらは本編とは対照的にリーダー翔を中心としたユルーいノリ。この対比は物語音楽のメジャーどころ、Sound Horizonに通じる所があるような……w 前述の舞台監督の方もステージに招きつつ共演者やスタッフへの感謝を述べていました。

ラストは今回配布されたシングル収録曲の「天啓の瞳」。この曲、1stアルバム『Dernier Paradis act1』に入っている「古の刻より舞い降りし者たち」の現メンバーによるリメイクなのですが、何故タイトルが変わっているのかについては翔さん曰く「act3で分かります」だそうで。個人的に彼らにハマる切っ掛けになった曲でもあるので、今回ラストで聴けたのはかなり嬉しいものが。帰宅後CDの方も聴いてみましたが、管楽器によるキメやギターソロの変更が目立つアレンジになっており、こちらはこちらでカッコ良かったですよ。

※セットリスト
Vox arcana
Scivias
Diaruim
Passiflora caerulea
Le Sortilege
Symphonia 〜静寂の誓い〜
La rue de L'espoir
(MC)
天啓の瞳


***

一応V系+メタルの混合という形でしたが、何処かしらカラーの共通するバンドが集まったからか持続して楽しめるイベントでした。デルニエパラディが完結した暁には、今度はホールクラスで今回のようなライブを1幕から3幕までフルで是非ですね……。

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Lacroix Despheres「Scivias / PASSIFLORA CAERULEA」(2009)

01.Scivias
02.PASSIFLORA CAERULEA
03.Scivias [Instrumental]
04.PASSIFLORA CAERULEA [Instrumental]

作詞 01、02:翔
全曲作曲・編曲:翔


***

男女ツインボーカル、ツインギター、オーボエ、フルートによるバンド、Lacroix Despheresのシングル。「デルニエ・パラディ第2幕」からの2曲という事なので、先行シングル的な意味合いが強いのかもしれません。今回もクラシカルオペラな世界を展開しているのでしょうか。

以下各曲について。

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今日買ったCD。
Lacroix Despheres「Scivias/PASSIFLORA CAERULEA」

最近はタワレコもかなりヴィジュに力を入れてる感じなので、もしかしたら入荷してるかもと思っていたのですが、 流石にマイナーなのか入荷予定は無いと言われてしまい、久しぶりに自主盤倶楽部に行ったら普通に山積みでしたとさ。こういう時はやはり専門店は強いと言いますか。先程一回聴きましたが、相変わらずのクラシカル振りでした。PASSIFLORA〜なんかインストバージョン聴いたら、普通にそっち畑の人の曲ですもん。実際クラシック出身の人達みたいですけどね。早くも次のアルバムが聴きたくなってます。しかし自主盤で買い物したの何年振りだろう…。


もう一枚は今日届いたCD。
猫騙「PROTOTYPE CD3」

上杉昇がボーカルを務めるバンドのシングル。先月の始めにニュースを聞いてから、書くタイミングを逸していたのですが、WANDSのサポート時代から上杉関連でベースをたびたび弾いていた、猫騙のベーシストmiya38(宮沢昌宏)が9月4日にガンで亡くなったそうです。HPで病状を発表してから僅か2ヶ月後でした。自分はmiya38氏本人に特別思い入れがあるわけではないのですが、「I Don't Care」や「WARP」等、猫騙の印象深い曲の作曲者が彼だった事もあり、彼の死が、バンドにとって大きな損失になってしまった感があるのが非常に残念です。今更かもしれませんが、miya38さんの御冥福をお祈りします。今回のシングルにも彼の曲が収録されていますよ。

それにしても今年は、自分の知っているミュージシャンの訃報が多すぎる…。

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Lacroix Despheres「Dernier Paradis - The Symphonic Gothic Opera - act 1」(2008)


01:Prologue
02:La Vérité Fermée
03:Iris
04:Ouverture De La Soiree
05:古の刻より舞い降りし者たち(Album Version)
06:Fiore
07:...Avec La Viellie Melodie
08:Prologue (Inst.)
09:La Vérité Fermée (Inst.)
10:Iris (Inst.)
11:Ouverture De La Soiree (Inst.)
12:古の刻より舞い降りし者たち (Album Version) (Inst.)
13:Fiore (Inst.)

作詞
01〜06:翔
全曲作曲:翔



***


男女ツインボーカルを擁するバンド「Lacroix Despheres(ラクロワ・デスフェール)」の1stアルバム。
男声ボーカルの翔はMALICE MIZERのKlahaを少しライトにした感じ、ソプラノボーカルの紗夜はちょっと線が細いですが綺麗な声をしています。
メンバーは他にギタリストと、サポートメンバーにギター、バイオリン、オーボエがおり(これを書いている時点ではギターが交代、サポートにフルート奏者が加わっています)、クラシカルなメロディーに語りを乗せたストーリー性の強い楽曲を展開しています。
ドラムは打ち込みでしょうがそんなに気になりません。


以下各曲について。続きを読む

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