一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

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The CANDY SPOOKY THEATERの結成10周年記念3マンライブ。
スターラウンジは初めて行くハコだったのですが、今回のようなイベントが合いそうな雰囲気でしたよ。今回はステージ上方に蜘蛛の巣の装飾が加えられ、更に浮世離れ感がアップしていたというか。
地下にもライブハウス:チェルシーホテルがあるせいか、イベント中時々あちらの演奏が響いてくるのがちょっと気になりましたが、向こうもそんな感じだったのでしょうか。
転換中BGMがコミカルホラーなものばかりだったりと、細かい工夫も嬉しいですね。

以下出演順に。


emmuree
5、6年をかけ本格的にハマりつつある気がするアンミュレ。
開幕一番目に入ったのが、ボンボン付きモコモコカボチャ帽子を被った想(※)……あと小さいステッキにカボチャ指輪も装備。フロアに驚きと笑いが混じった声が広がる中始まったのは、彼らの中では明るめの「strawberry」。
久しぶりの鑑賞では、お祭り仕様の彼らが見られるのかと思っていたのですが、そんなポップなオープニングの後、すぐにカボチャをフロアに放ってからは、激しい目の曲をたたみ掛ける構成に。最近のライブでは披露していたらしい、11月に出る新譜からの曲は今回ありませんでしたが、葬列とxxxやバレリーナ、ミスドレインといった、生で見たかった楽曲が聴けたので概ね満足。

このバンドも活動13年目という事で、それに関するMCも想さんからあったのですが、彼らが10年目を迎えた頃は、若干マンネリに陥っていたそうで、当時はそれをリセットする方向に行った、ということでした。(そして出来たのが「灯陰」だったのでしょうか)
そしてラストは「ラブレター」で重い余韻を残すのもハマっていた気がします。冒頭の可愛さ(!?)とテンション高めの流れで引き込み、いつの間にかドス黒い深みに沈めていく構成だった印象でした。
あと自分は、曲間にギターのネックをスライドして出す(?)キョワーン音が割と好きらしいw

物販で9月に出たライブアルバムと、既発音源でまだ手元に無かった「灰色」を購入。

セットリスト(想氏ブログより引用)
strawberry
story in heaven
葬列とxxx
バレリーナ
リバティ
angel's watercolor
瓶詰少女
ジザスカ
miss【drain】
ラブレター


※zoisite荒川れいこさんの写真より
https://twitter.com/zoisite_info/status/260050921592078336


highfashionparalyze
3マンということで、単純に持ち時間が長かったこともあるのでしょうが、個人的には過去最大級にMPをガリガリ削られる(褒め言葉)濃厚なステージ。取り敢えず、途中でセトリを覚えるのを諦めるくらいには、赤い照明に飲みこまれるような濃密な空気が充満していました。
頭にやったのは、aieのギターが主体でkazumaがそこに時々絡むインストっぽいナンバーでしたが、あれは最近出来たのか即興の内だったのか……。そしてYou Spin Me Roundは毎度何であんなにドロドロしたカバーにry
ラストのXX("I Kill My Shadow〜"のアレ)での鬼気迫る笑い声も生々しいのですが、それでいながらステージの上ではフィクションの世界として成立しているのが凄いと言うか。
取り敢えず個人的には、今まで鑑賞した中でもかなりズッシリと来たアクトでした。

取り敢えず確認できた曲を順不同で並べておきますよ。

(半インスト的楽曲?)
spoiled
蟻は血が重要である
タイトル不明(タラッタッタ〜♪ のアレ)
脳内に
My Funny Valentine
形の無い 何よりも 愛したのは お前だけが
You Spin Me Round
XX



The CANDY SPOOKY THEATER
いつも年単位のブランクがあって鑑賞している気がしますが、その度全くブレを感じさせないダークでコミカルな世界観。kazumaさんとはまた違った方向で人間やめている気がするボーカリストJACKですが、そのバッチリのゾンビメイクや楽曲中の人形じみたカクカクした動きには、やはり見入ってしまいます。「This is Halloween」のカバーも、既に彼らのオリジナルのようでした。

ライブというより演劇のような楽しさを感じるバンドですが、一方今回は10周年記念公演でのサブライズとして、後半サポートドラマーD.Kを迎えての構成で進行。登場時ドラえもんのお面を着けていた彼ですが、ドラムの前に座りお面を取ると、顔にもドラえもんメイク……あれはズルいw
そんなネタを始め、後半は少しステージ上に血が通い始めたというか(打ち込みリズムが生になったので、音が響くようになったというのも勿論あるでしょうが)、D.Kさんが(良い意味で)彼らの世界観とは違う笑い要素で引っ掻き回していた印象が。それに影響されたのか、前半に比べアグレッシブに思える進行でしたが、これもお祭りならではの面白さでしょう。
アンコール含め怖面白い楽曲を担当することが出来ました。

***

終演後入り口に向かおうとしたら、PA側の入り口から、キャンスプのペギィさんジュニアさんが奇声をあげながら突然登場したので軽くビビったりw
三者三様の黒さを魅せつけられた今回のイベント。3組とも特に観ておきたいバンドだったからか、大して動いても居ないのに体力を使ったらしく、帰り道では嬉しいグッタリ感に襲われたのでした。

そう、今年もあと2ヶ月ですよ('A`)

NOISY CROWDS 一日再結成「UP in the black sky2010 〜約束をしたあの場所で〜」@池袋手刀 2010/11/13

NoisyCrowdsSticker

※入場時に貰ったステッカー


NOISY CROWDSの一日復活イベントに行ってきました。自分が公演の丁度一月前にチケット取った時はえらく早い番号で色々心配になりましたが、蓋を開けたら相当人が入っており一安心。
今回開演前や舞台転換中に、NOISY CROWDSの曲をバックにNOi'X時代を含めたPVやテレビ出演映像がスクリーンに流されていたのですが…取りあえずアレだ、SHINAさん若いw 特にテレビの方は良く録画が残っていたなと思うような色々ありましたよ。金髪を逆立てたSHINAが伊集院光と並んでクイズ番組に出ていたのもびっくりですが、バンドで出演した番組の司会として、ここ10年アレな事になり続けている田代まさしが写った時には、お客さんから何とも言えない声が上がったり。

以下出た順に。


The Candy Spooky Theater
観るのは都合3回目。
ボーカルJack Spookyをはじめゾンビメイクが気合入ってましたが、ゴスな衣装にNOISY CROWDSの物販Tシャツという取り合わせがおかしいw(他のバンドもこのTシャツ着ていました) ステージ上にカボチャ・シャンデリア等が満載、映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」から「This is Halloween」のカバーも披露したりと、聴いて見て楽しいハロウィーンっぷりでした。後半はダークに歌い上げる曲もやっていたのがちょっと意外。Jackさん、思ったより(失礼)艶のある声をしていました。

そう言えば、今回人形を使わず普通にMCを始めたので、活動再開後は使うのやめたのかな? と思っていたら、途中からベースのペギィが持ち出してJackの肩に乗せてましたw


munimuni
観るのは7月以来ですが、前回のダークでダークで魂持ってかれそうな印象だった時より、結構熱くロックしている気がしました。あくまで自分の中の比較ですけどね! 激しい曲でも日本的なジメッとした暗黒パワーは全開だし、やっぱり摩天楼のフニャフニャ声は怖いし!! 
アルバム通してあの声に向き合うには、個人的にちょっとこっちの経験値が足りないんですが;それでもカッコ良いと思いますよ。ダークなバンドが好きな人は是非一度ライブへ。取りあえずフッフーが聴けたのが嬉しい。


the god and death stars
highfashionparalyzeでも活動しているaie(ギターボーカル。元deadman、元studs等)、元蜉蝣のkazu(ベース)、rowtheの大嵩潤(ドラム)によるバンド。V系界でも人気のあるバンドのメンバーだけあり、この時が一番お客さんが入っていたかな?
aieに関しては、LamielとdeadmanのCDを一枚ずつ持っているだけなので、今回がほぼ初体験だったのですが、音的にはシンプルでちょっと湿り気のあるギターロックという事で良いのかな? これはやっぱりdeadmanやスタッズに近いのでしょうか。どちらかと言うとまず音源を聴いてみたいタイプかもですね。aieのボーカルは思ったより(また失礼な…)通っていました。

MCで愛犬の写真を使ったグッズが思ったより売れ行き悪くてショックだったとか、「TONIGHT」という曲の前に「こんにちはLUNA SEAです」と再始動ネタに絡めたりとか、全体的にまったりしたステージでした。しかもその曲のイントロが、一瞬本当にあちらのTONIGHTぽかったのがまたw


NOISY CROWDS
NOISY CROWDS名義では13年ぶり…と言っても、オリジナルメンバーはボーカルのSHINAだけなので、果たしてこれを再結成と呼んで良いものかは微妙な所ですが。サポートは、ギター:渋谷ヒロフミ(DISH)、ベース:ハルカ(emmuree)、ドラム:Be...S(L'eprica)と、個人的に気になっているバンドのメンバーがずらり。全員ノイジークラウズTシャツを着ていました。

自分はNOi'Xを解散後に知ったクチなので、リアルタイムで聴き覚えがあるはずもないのですが、結論から言うと非常に楽しかったです。
前述のスクリーン映像の印象もあって、今の彼を見ると年月の重さも感じましたがw年齢的には一番上にも関わらずバンドのノリは一番若かったような…SHINAさん動く動く。時折卑猥なパフォーマンスをしたりと暴走もしていましたが…w 「ヴィジュアル界のジュンスカイウォーカーズ、NOISY CROWDSです!」は面白かった。
MCで一日復活のいきさつについての話があったのですが、今回のイベントは同年代のハルカが声をかけて実現したそうです。シビィやBe...Sも当時のファン、特にBe...Sは通販でCDを取り寄せるほどで(今回の選曲も彼によるもの)、スタジオではSHINAに向かって「ここは違います!」だの「このイントロが良いんですよ」だの言っていたそうな。
その選曲ですが、「LIFE」と「mousse」の収録曲を中心にしており、ポップでアッパーな曲が中心だったからか、思った以上に盛り上がっていた気がします。個人的にも聴きたい曲はひと通り演奏したので概ね満足でした。アンコールをSANDALで〆たのも嬉しい、一番聴きたかった曲でしたし。

…で、そのアンコールでのMCにて
SHINA「実はスタジオで思った以上に盛り上がってしまい新曲を作っていたのですが、今回は間に合わなかったので…追加公演を(笑)」(概要)
客「ちょwwwwwww」

その追加公演が来月14日、手刀のイベントのゲスト出演だったのに加え(主催のリビドー。というバンドのボーカルさんがステージに上がって告知をしていました)、来年はその新曲をリリース、ツアーも行うという驚きのアナウンスが。…えーと、オリジナルメンバーが一人のみで、その面子で新曲作って活動というと…もうそれって新バンド立ち上げと同じだと思うのですが。
それはさて置き、この面子でツアーをするという事は自動的にemmuree、DISH、L'epricaが付いて来るという認識で宜しいですか?w

取りあえずセトリ(本編の順番あやふや)

水色の太陽
Steady Love
COOL BOY
MOON LIGHT EMOTION
PLEASE KEEP ME IN MIND
MAD IN MY LOVE
LIFE〜fairies rose〜
ルナの鏡
Wish Song

※アンコール
SANDAL

***

(恐らく皆引退しているのでしょうが)他のオリジナルメンバーについての話も聴きたかった…というのはありますが、イベントとしては平均以上に楽しめました。次手刀に行くとしたら…やっぱりhighfashionparalyzeかなぁ。

ブログネタ
ライブに行って来ました。 に参加中!
…。【サイレンス】主催「…。【無言の調べ】」@池袋手刀


池袋手刀で行なわれた…。【サイレンス】主催のイベントライブ。
ちゃんと音を聴いた事はないけど興味がある、というバンドが一堂に会していたので思い切って行って来ました。
前日になってチケット取ってる辺りに計画性の無さが伺える事ですよ。
開演ギリギリに入ったのですが、かなりお客さんは入っていたように思います。

以下出演順に簡単に感想等↓


***


O.A:キカイ
emmureeのボーカル想のソロ名義という事で良いのでしょうか。
打ち込みをバックにした弾き語りスタイルでした。
アンミュレの試聴で聴いたことのある曲があったので、恐らくアンミュレの曲のアレンジを演奏していたのだと思います。
サイレンスの時も思いましたがこの人の声は良く通るなぁ。
まったりとしたMCを交えながらサラッと3曲やって退場していきました。


munimuni
シングル「フッフー」しか聴いたことが無かったのですが、その収録曲をやっていたのがちょっと嬉しかったり。
曲調や音の隙間の感じ(?)に何となく初期のヴィジュアル系の匂いを感じました。(リアルタイムで聴いていないし、具体的なバンド名も挙げられないので何とも言えないけど)
あと和風の香りでしょうか。とは言ってもKagrra,みたいな感じではなくて、日本人がダークな曲を作ったら自然にこういう味付けがされるのだろうなぁ、といった意味での和風。例えるなら今はもう日本の家庭料理になっているカレーのような(そんな
結構好きな感じでした。
あとこういうバンドにもフリ?や咲きのようなものがある事がちょっと驚きでした。
あの1曲1曲終わる毎にボーカルとベースが前に出て来てやっていた手旗信号のようなパフォーマンスは何だったのでしょうか…w


The candy spooky theater
何気に一番楽しみだった人達。
ほぼ3年振りに見ますが、ギターの人が変わっていました(因みに前任ギターはこの後出たサイレンスのギターzull)。
ライブはコミカルホラー、ダークサイドオブディ○ニーといった感じで、大体3年前の記憶通りでしたw オープニングSEがナイトメアビフォアクリスマスだったりMCを加工ボイスで人形に喋らせたりといった所もほぼ一緒。
やっぱりこういうパフォーマンスを見るとV系バンドが好きで良かったな…と思う事です。
物販で海外リリースのアルバムがないかと思ったのですが取り扱っておらず…残念。
5月にマリアの心臓でライブ、そして6月6日に高田馬場AREAでemmureeとのツーマンがあるそうです。
ちょっと行ってみたいですね。

因みに2回目の人形MCの時、音の加工がおかしかったらしく声が聞き取れなくなるトラブルがあったのですが、ボーカルJackが身振りを交えながら若干テンパッてPAに指示を出すのが面白かったですよ。
そして復旧後、人形君の一言「ちょっと痰が絡んでました」


…。【サイレンス】
ボーカル&ギター:想(emmuree)、ギター:zull、ベース:〜祈〜(閉鎖病棟)によるバンド。
3人のビジュアルが見事なまでにバラバラでした。(ステージ後方の〜祈〜には殆ど証明が当たっていなかったので良く分かりませんでしたが…;)

打ち込みが浮遊感のある感じで好きですね。
myspaceで試聴した時はマッタリ寄りのバンドなのかな? と思っていたのですが、頭にスッと入ってきつつも思いの外激しい曲をやっていました。(ライブではギター音が前に出ていたから余計そう感じたのかもしれませんが)
自分の中でダークでメロディアスで打ち込みが乗るとなれば好きにならない理由が無い訳ですが、本当にすんなり入って来るというか。(ラストの「雨空のstar dust」が一番キャッチーな印象)
あと想の良く通るヴィジュ声がもろ好みでした。
ああいう声が朗々と響くと気持ち良いですね。
しかし彼の動きが所々でアブナイ人に見えるのがちょっと怖い。
MCではあんなに和みオーラが出ているというのに…w

今回で一旦活動はお休み、と言うことでしたがかなりツボに嵌ったバンドでした。
終演後、物販でミニアルバムを購入。


***


そこそこ長丁場でしたが、楽しいイベントでした。
また見てみたいバンドが増えましたね。

そんな訳で、「Sound of the golden witch」の感想をあげました。
私がうみねこを買いにいった時にはちょうど売り切れ&再販待ちだったので、すぐには聴くことができなかったのですが、この間再販のニュースを聞き大急ぎで買ってきたのでした。
再販に合わせて特設ページにてアルバムのブログパーツが配布されていたようなのでオススメの所に貼ってみました。(実は暫く前から貼っていたのですが・・・)
スキンと楽曲の組み合わせが沢山ありますが、とりあえず個人的胡散臭さNo.1の「金色の嘲笑」&某らめえええ!な御師匠様バージョンにしてみました・・・w

で、

「Happy Maria!」が好きな人はthe candy spooky theaterもどうですか!?(ええー…)
いや、私も3年位前に一回ライブで見ただけですが、コミカルホラーな部分で何となく通じるものがあるような…。まぁthe candy spooky theaterがアダムスファミリーやナイトメアビフォアクリスマスが好きそうな匂いがするという事なのですが。
myspaceで聴いてもこう……ねぇ? どうですか魔女の皆さん? あぁ赤で否定しないで!!




……

………とりあえず無理やり過ぎる話題転換は大火傷の元だということが分かったのでした。
3月10日の池袋手刀のイベントちょっと行きたいなぁ。munimuniにも興味ありますし。

一昨日のイベントの感想をだらだら書きました。




2006-2-17 「GATE OF CHAOS」in 高田馬場AREA
Sugar/The Candy Spooky Theater/Calmando Qual/emmuree/Smells(ゲスト)

面子が面子だけに周りのお客さん皆気合の入った服装でした。
私は私服ショボヲタで相当やっちまった感が漂います。
会場の時間帯に駅に居た受験生の群れ(敗北SIDE)に居た方が違和感無かったです。
両方に失礼だな死ねよ俺。

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