hurts「舌☓シザー」(2007)

01.sick baby
02.地獄の季節
03.レクイエム

全曲作詞:ヒナ
旋律 02:ヒナ
作曲 01、02:真綺/03:むっく
全曲編曲:hurts

発売日:2007/03/14
品番:UCHS-003


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ボーカル:ヒナ、ギター:むっく、ベース:真綺、ドラム:楓によるバンド「hurts」の4thシングル。メンバーの過去のバンド歴がAZALEA、サリー、KeiL等、そこそこ長くやっている人達なのですよね。解散後ヒナはSchweinを結成しますが、昨年脱退しラリルレロで、真綺と楓は雀羅の元メンバーだった明透遊、尚と共にUNDEADというバンドで活動しているようです。今の所、私が聴いているのはこのシングルだけなのですが、王道V系をベースにしながらもシンプルでパンキッシュな音作りをしているように感じた記憶があります。
関係ありませんが、Amazonのカスタマー画像の1つが上限反転している…ww

以下各曲について。


01.sick baby
このバンドについて、当時他所で「黒夢っぽい」という評判を耳にしましたが……これは!
カラッとした音で突っ走る曲調に、掠れ気味にしゃくりあげるボーカル、正に「CORKSCREW」期の黒夢でやりそうな音になっています。メンバー好きなんだろうなぁと思わされニヤニヤしてしまう…w
ちょっと影響をストレートに反映し過ぎなんじゃないかと思わなかったと言ったら嘘になりますが、だからカッコ良くない訳でもなく、あからさまにメロディーをパクっている訳でもないので、すんなり気に入る事が出来ました。色んな意味で引きの強い一曲。

02.地獄の季節
ザクザクしたギターが映える、90年代後半のダーク寄りバンドがやりそうな雰囲気も持ったミディアムナンバー。演奏自体は当時にありがちな危なっかしさが無い(ような気がする)ので安心して聴けるのに加え、サビでは激情的に歌い上げたりと結構面白い展開をしています。

03.レクイエム
こちらもカラリとした音作りのポップナンバー。前半はギターが刻まれるパンキッシュな曲調ですが、最初のサビ以降王道寄りメロディアスな展開となり、1曲目ほどあからさまではありませんが、こちらはメジャー中期の黒夢を連想させられたり。イントロの印象からは裏腹に、意外と切ない余韻を残す曲になっている気がします。

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とにかく1曲目が出オチ気味というかインパクト大だった事もあり、聴いた当初は2,3曲目の印象薄かったりもしたのですが、聴き直してみるとそちらの方も中々面白いシングルでした。アンダーコード所属にしては珍しく(?)シンプルな音作りなので、ウワモノがデフォなのはちょっと、という人にも向いているのではないでしょうか。
今からでもベスト盤聴いてみようかなぁ…。

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