一人で全部食べるのかい?

CDの感想を中心に…なったら良いなぁ……

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年明けどころか如月入っちゃいましたが、積極的に素知らぬ顔しながらクリスマスイベントのレポを書くのです


「おまえらにクリスマス!!」@池袋手刀 2012/12/25
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emmuree動員で入場したところ、ヒマワリなどの種が入った袋を貰い「??」となりましたが、これは後ほど……。


muimuni
11月のイベントで、「次にレチェリーのメンバーを見るのはファラオになるかな?」とか書いていましたが、ドラマーの方がTELLの後任で叩いていたので、結果的にこっちが先になったという。
それはそうと、全員が頭に電飾付きのツリー(とサンタ帽?)を着けて登場したのにまず持っていかれる。2曲目が終わる頃には全員外していましたが……。

摩天楼「今日は、僕の大好きなDIR EN GREYのライブもあるので(※当日はDIRが東京国際フォーラムでライブを行なっていた)、皆さんどちらに行くか迷ったと思いますけれども……」
そんなMC含めて、飄々とした調子ながらも黒さや怖さがこぼれるステージを見せつけてくれました。
ラストはフッフーで〆。


L'eprica
2011年末の活動休止以来、ほぼ1年ぶりのライブとなったレプリカ。
1曲目はスクリーンを落としたまま演奏していましたが、その後も全5曲をボーカル+ドラムと同期のみで通した演奏を展開。私自身、途中でサポートの弦楽器隊が参加するのかな? とも思っていたため、活休前を知る人の中には思う所ある方もいたかもしれませんが、全編にわたって包み込んでくるような白さのあるアレンジになっており、私自身は、この日のイベントの趣旨には合っていたのではと思ったり。1年ぶりにSephirotic Treeが聴けたのも嬉しい。
トータル時間はちょっと短めで、ラストの「ありがとう」以外はMCらしいMCもなし。バンド側としても、番外編的なステージだったかもしれませんが、もうちょっと長くあの世界を味わいたかったかな。

終演後、入手しそびれていたミニアルバム「Missa」を購入。


btd
名前は結構前から知っていましたが、今回が初鑑賞。ある年代以上のV系スキーさんには、元NeiLのベーシスト:Teruhikoが在籍しているバンドと言うと分かりやすいのでしょうか。というか物販POPにあった彼の写真、あれネイル時代のアー写なんじゃ(ry

ビジュ声とハスキーボーカルによるツインボーカル仕様で盛り上げており。ハスキーな方のボーカルさんの声質は、ちょっと175RSHOGOを思い出されたり(でも2人共V系畑のはず)。
基本的にポジティブなメッセージを前面に出した明るく、ともするとアイドルっぽさすら感じる曲調で(タトゥーガッツリなメンバーもいるけどね!)。そのひたすら陽性のパワーにむず痒くなった瞬間が無かったと言ったら嘘になりますが、がなっても危なげな両ボーカリストや、ユル目ながらネタを織り交ぜるMCには娯楽提供者としてのパワーを純粋に感じる事ができました。

因みに、2012年からBastardからbtdへバンド表記を変えたそうなのですが、「分かりにくい!」という内外からの不評の声により(笑)2013年から再びBastard表記になるとのこと。
正直自分も直前になるまで確信が持てなかったです、はい……(苦笑


emmuree
私が前回観たハロウィンイベントから新譜発売を挟んでの鑑賞でしたが、やはりその新譜「EMMUREE」からの曲をメインにしたセトリとなっていました。
一斉にヘドバンが巻き起こった、葬列と〜頽廃ロォマンスという攻撃的な流れがありながらも、最初と最後に演奏された曲のせいか「優しい」空気を出すステージだった印象。
そして入場時に配られた種は、その本編ラスト「花壇」へ繋がっていたと。

想「もし蒔いて咲かなかったらアレなので(笑)取っておいてください。もし蒔いて咲いたら報告してください。その場は設けたいと思っています。
蒔き時は、色んな種類の種があるのでハッキリと言えませんが……多分4月上旬で(笑」

その後の「花壇」にて、とにかく穏やかな顔をしながら歌っていた想さんが印象的でした。

アンコールは、想さんのみmunimuniで使っていたサンタ電飾を乗せて登場。他のメンバーは通常(?)サンタ帽で。そしてクリスマスでもハルカの手にはスーパードライなのですね……。
そして、やっぱりというか満を持してというかで披露される「Christmas Eveに生まれた古時計」。
勿論クリスマスソングなんですが、どうしてもオリエンタルなフレーズが残るんだよなぁ……と、ほっこりしつつ思った記憶があります。

・Setlist
ボロボロの手紙
ラヴリィ
butterfly
未来永劫、雁字搦め。
葬列と×××
頽廃ロォマンス
花壇

en.
Christmas Eveに生まれた古時計


***

やっとここのレポを書けて年を越せた気がしますぜ、主人。
取り敢えず種は蒔かずに取ってあるわけですが、さて……

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ローズマダー五周年記念イベント「Deep forest」@池袋手刀 2011/11/15

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ローズマダー五周年記念イベント。自分的には手刀2days二日目(…)
こちらも出演順に。


Make
初見。オフィシャルサイト開設が今年9月頃なので、結成間もないのでしょうか。
メンバーのヴィジュアルがバラバラだったので(ギターの方の肩パーツが目立って目立って…w)どんな曲をぶつけてくるのか未知数だったのですが、じっくりと聴かせ引きこみにかかるようなセトリだったのかなという印象を持ちました。個人的には、3曲目MC前の和風旋律が映えるバラードが好み。
ボーカルさんのブログを読む限り「暗めのセトリにした」という事なので、普段はもう少し雰囲気違うのかも知れませんが。


MUNIMUNI
ドラムのバックに「SADISTICAL PUNK」の幕が……。ベーシストの方がTESTUからTOSHIに改名してから初めて鑑賞しましたが特に大きな変化もなく(笑)、安定して浮遊感ある怨霊サウンドを聴かせてくれました。個人的に、ラストで久々にフッフーが聴けたのが嬉しい。いい加減他の音源にも手を出してみようかなぁ……。


101A
4ヶ月振りの鑑賞。前回観た時はゆったりめの曲がメインでしたが、今回は同期を使いながらも3ピース編成の音をメインに攻めてきた印象で、今まで観た中では一番オーソドックスにバンドバンドしていた気がします(個人的にはもうちょいダウナーでも良かったのですが…)。終盤、これまた久しぶりに、現在唯一持っている彼らの音源「Miranda Lethal Weapon」を演奏したのも嬉しかったですね。多分初めて彼らを観た時以来に生で聴いたので……6年振り? うわぁ……。


highfashionparalyze
登場SEがひどくゴキゲンな曲だったのでちょっとびっくり(情報求む…)。そしてKazumaがハート型の赤い眼帯を着用してて更にびっくり。何というか……このドス黒い楽曲陣の中で見ると凄いインパクトだw 1曲目の途中ですぐに外してましたが。
以前から音源収録曲の細かい所が変わってきているように思っていましたが、特に「蟻は血が重要である」はaieのギターのフレーズが音源に比べかなり変わってきており、本当に即興でやっているようにも思えたり。そしてKazumaさんがネチッこくシャウトする割合がどんどん増えていくという……。
これまでのライブでもやっている「I kill my shadow〜」の曲がどんどん気になってきているので(今回は1曲目でした)、そろそろ次の音源もですね…(チラッチラッ

※セットリスト
タイトル不明
spoiled
蟻は血が重要である
形の無い 何よりも 愛したのは お前だけが
タイトル不明



ローズマダー
昨年12月に観た時はオープニングアクトでしたが、今回は主催ということで時間もたっぷり……という訳でも無かった気がしますがそれはともかく。
今回から新しいサポートベーシストが加入という事で軽く紹介の時間もあったのですが(Chiroさんという人でした)、長髪+黒服という出で立ち+前からサポートしているギターはCalmando QualのTakという事で、一気にフロントの絵面がヴィジュヴィジュしくなったような……w
そこまで詳しく知っているバンド(mimiさんのプロジェクトという形態ですが)ではないのですが、女性ボーカルながら王道メロディアスV系に通じるような楽曲が多い印象がありました。MCでハイファッション二人の過去バンドのファンだったという事も言っていたので、その辺りにルーツがあったりするのでしょうか。

昨年のライブ感想でも書いていたのですが、ボーカルの高音が軒並みヨレてしまっていたのがちょっと残念だったかなと。力強く張り上げて歌い上げる時は問題無いのですが、裏声になると危なっかしくなる事が多く曲の世界に入り込みづらい事がしばしば……。結構凝ったセットも用意し、ステージの狭さを感じさせない動きの大きいパフォーマンスも決まっていたと思うだけに、余計にもどかしいものがががg
活動年数に対してあまりライブをやっていないっぽい? ので(アンコールも今回初めて応えたとの頃)、場数を踏んでいけば良い方向に行けそうなのですけどね。

***

振り返ると、暗黒寄りの2バンドを挟んで出演順の緩急も良くついていたイベントだったのではないでしょうか。今思えば、Kazumaさんのハート眼帯は彼流の5周年祝い的なアレだったりした……のか?w

「CRY FOR THE MOON GIG」@池袋手刀 2011/08/11

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8月前半は東北の方へ旅行したりフラっとコミケに行ってみたりしてましたが、取り敢えず通常進行に戻ったようなそうでもないような…な感じで。 
そんな訳で、ちょうどその合間を縫うような形で参加してきたイベントでした。「スペシュアルプレゼントあり」という事でしたが、入場時に頂いたのはmunimuni摩天楼氏の顔写真入り缶バッジでした……ww

以下出演順に。


ピエール中野と加納摩天楼+成毛慎吾
凛として時雨のピエール中野(ドラム)と、この後主演したmunimuniの摩天楼(ギター)、そしてもらん、Pqの成毛慎吾(ギター)によるインストセッション。以前はピエール中野・摩天楼の組み合わせで何度か行っていたようです。

ピエール中野さんが途切れることなくリズムを刻み、それに二人がギターを乗せていく即興的なスタイルだったのですが、一言で言うなら……カオスの極み。摩天楼さんのギターも、munimuniでも聴ける空間的なエフェクト寄り…と思っていたらいつの間にかソロを掻き鳴らしていたりと、目まぐるしく熱い演奏をしていたように思います。個人的に、これ一回で飲み込みきれたステージかどうかは微妙ですが、取り敢えず凄まじい物を見せて頂きました。
凛として時雨がオリコン上位に普通に顔を出すバンドということもあってか、一発目の出演ながらフロア前方の密度は一番濃かったよう気がします。


highfashionparalyze
1ヶ月空けずの鑑賞となりましたが、今回もkazumaは網目状のメイク(というかマスクに近いのですけれど)を施していました。そして私は気付かなかったのですが、Tシャツがミニーちゃんだったそうで。
前半はシングル収録曲を続けて演奏していましたが、「spoiled」と「蟻は血が重要である」は少しテンポを落としていたような。特に蟻は〜の方ではギターが結構アレンジ変えられていたような印象でしたが、即興的に変えたのか単に間違えたのか…実際のところはどうだったのでしょうか。いや、kazumaさんが二度程aieさんの方を、「ん?」という感じで振り返っていたように見えたので…w そしてkazumaさん以前観た時にも増してねちっこいシャウトを連発していました。
ダァくという言葉を使うのもはばかられる程ダァクな人達ですが、ラス前に演奏した曲は随分優しい、というか白い雰囲気を持った曲でした。最初はとにかく「漠然とどす黒い何か」といった印象のユニットでしたが、叙情的な面も感じられるようになってきたのは、演奏側の変化なのか自分が洗脳されてきたのか…w


PLASTICZOOMS
初見。マイスペを試聴した所、好みな方向だったので気になっていました。
スクリーンが上がると、全員黒ずくめ、しかもボーカルと並んでキーボーディストが辛気くさい空気を纏ってフロントに立っている時点で密かにテンションが上がりましたがw、楽曲の方もゴシックパンク寄り(ボーカルの声質もバウハウスとかXYMOXとかあの辺を連想させられました)ながらダンサブルな要素も取り入れていたり、といった感じで非常に私好みでした。暗黒界隈とはまた違ったところに居るかも知れませんが、そちら方面が好きな人の琴線に触れる所はありそうな気がします。
終演後、物販でCDを購入。


munimuni
最近、手刀の気になるイベントに行くと毎回主催な気がするムニムニさん(有難い…)。
今回登場SEが荘厳なものだったからかもしれませんが、浮遊感を持ちつつシリアスでドロっとした空気も持っていた気がします。真剣に時代を遡っていくつもりなのかなぁ。
そう言えば、ベーシストTETSU(登場・退場時に独特なポーズを決めるあの人)が改名するという事で、9月27日に手刀で改名記念3マンが行われるという告知があったのですが、そのイベント名と写真(※リンク先は摩天楼氏のブログ)……色々と危ないだろこれwwwwww

***

全体的に心地良いイベントでしたが、初めて見たPLASTICZOOMSが収穫だったでしょうか。
心残りらしい心残りを挙げるなら、ドリンクバーにて復活していた岩手・福島の地酒を注文し忘れたことかな?w

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「第二回!! 怪奇パノラマお誕生会〜キリヒトパイセン編〜」@池袋手刀 2011/06/21

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本来は3月11日に開催された、どろろのギタリスト:キリヒトの誕生日イベント――だったのですが、当日は東日本大震災が起こった為今回改めて、という。実は、当日イベント自体は行われたのですが、あの時はそれどころじゃない人が出演者・観客含めて多かったでしょうから、振替公演というかやり直し公演がセットされたということだそうです(そう言えば、自分は当日池袋に向かって家を出る直前でした。もう30分早く出ていたら、私も帰宅困難者の一人だったのでしょうか……)。
そんな訳で、3ヶ月寝かせたチケットを持って池袋手刀に行ってきたのでした。

因みに今回は、開演前・転換中にスクリーンに延々とDeshabillzのPVが上映されていました……凄く…時代を感じます……。おまけにドア裏には精神離脱者のポスター、ステージ正面の壁には神従者のサイン入りポスターががががw

以下出演順に。


munimuni
何だかんだで見る機会が多い…というか摩天楼とサポートドラムのTELLはそれぞれ、Calmando Qualとfunctioncodeのワンマンで観たばかりだという…(余談ですが、TELLさんがAUTO-MODのドラマーと同一人物ということを知ったのは、本当につい最近だったり) 今回はちょっとドラムの音がやかましいかな? とも思いましたが、そのせいであの不気味なボーカルがいい具合にマスキングされたのか、単に自分の耳が慣れたのか、結構聴きやすかった気がします。浮遊感のある中に侘びさびを感じる音というか。それでも最後の曲(「ヒー」かな?)ではちょっとLUNA SEAっぽい印象もうけたりと、そこはやはり初期V系の色を濃く持っているバンドなのでしょうか。そう言えば、デザビエポスターを最初にネタにしたのは摩天楼さんでした。


CalmandoQual
3日のワンマンから間を置かず観ることになったクヴァール。今回はメンバー全員黒を貴重とした衣装…というか、↑のオフィシャルサイトでも見れる、ニューシングルのジャケットに近い出で立ちでした(Hibikiは3曲目辺りで上着を脱いでいましたが)。ワンマンのネタ「シャキーン!→ぽわーん」のやり取りはするのかな? と思っていましたが、登場してすぐにベース:ケンカ、ボーカル:Hibikiがやってました。定着…させたいのでしょうか? 後ケンカさんは微妙に照れながらするのやめてwwこっちが恥ずかしくなるwwww

今回は全体的に攻撃的なセットリストで攻めてきた気がします。音源ではダウナーなinsanityも、この流れの中ではアッパーに聴こえたような。そして地獄シェフの前には盆踊り講座wがやはりあったりと、先日のワンマンを経て観客とのレスポンスを重視していきたいのかな、という印象。ただ、こういうコミカルホラーな曲を演るには、今回のHibikiのようなTシャツ一枚ではちょっとそぐわない所もあるかな? とも。ロサ会館でライブを行う時は、昨年からのホラーショウスタイルで行っているそうなので、またそちらの方も観てみたいですね。

セットリスト(参考:Hibiki氏のブログ)
01.ネガ×ネガ×ネガ
02.EGOISTIC WORLD
03.Smash them
04.insanity
MC(振り講座)
05.地獄シェフ
06.Chandelier
MC


highfashionparalyze
観るのはほぼ半年ぶり。その前回鑑賞時は、終始kazuma(ボーカル)とaie(ギター)による暗黒お経撒き散らしライブだった思い出なのですが、今回は少し後方で観ていたこともあってか、攻撃的な曲と実は叙情的な色を持った曲の区別がついてきた…ような気がします。バンド側の変化なのか、こっちの耳が順応してきたのか…。それでも曲の切れ目がどこなのかは、まだ良く分からないのですけれど(苦笑)
kazumaさんはやはりステージ上をユラユラ動き回りながら(時折しゃがんだり寝転がったり? しつつ)、シンプルな音数の中異様な空気を出していました。終演後、自分の隣にいた人達の会話が耳に入ってきたのですが、「前方に出てきて歌われるのも怖いけど、そこで何もせずじっと待たれる方がもっと怖い」…確かに。
物販でシングルも購入。


emmuree
取りあえず、ハイファッションの後だと凄く聴きやすい(笑)
…。【サイレンス】やNOISY CROWDS等、他のバンドやイベントで、メンバーを見る機会はそこそこあったのですが(ボーカル想は、前述のCalmando Qualワンマンにもゲスト出演していました)、本家(?)のアンミュレを観るのは実に5年振り。ダーク&メロディアスV系ド真中といった楽曲が非常にかっこ良かったです。何となく、前半激しく後半ダウナーに、という流れだった印象。そして想さんの痙攣するかのようなパフォーマンスが怖い!
そう言えば、MC無しのハイファッションを除き各バンドのMCでは、キリヒト氏が1年に2度の誕生日を迎えたことをネタにしていましたが、想さんだけは「今日は…キリヒトさんが、2回目の…その、アレという事で……」痙攣パフォーマンスで疲れていたのか、はたまたワザとだったのか…w それはともかく、個人的にジワジワとハマっていきそうな予感。


どろろ
昨年10年振りの復活を果たしたどろろ。勿論初見でしたが、スクリーンが上がると、ドラムセットを覆い隠し「怪奇どろろ」と大書きされた赤い布(とぶら下げられた白い人形)が目に飛び込んできました。曲の予備知識も無かったのですが、打ち込みを主体にした童謡・昭和レトロホラー…みたいな感じでいいのでしょうか。キリヒトさんはタキシードっぽい服にシルクハット、そしてボーカルのヒサキはフード付きレインコートのような衣装だったのですが、序盤2曲程はそのフードを深く被りフラフラしながら歌うので、正直不審者臭がぷんぷんでした…w そのヒサキさんのボーカル、コミカルながらおどろおどろしい歌詞を、暗くせずちょっとぶっきらぼうに歌うのが面白かったかも。
そしてサポートベースがTill(ラボザベヰスメント、元functioncode)だった事にちょっと驚き(Twitterで書いていましたが見逃していた)。キリヒトもラボのメンバーですからね。そして今回の裏テーマ? だった、DeshabillzのポスターはそのTill氏が用意してくれたものだそうで…その流れからか、MCはやたらデザビエの名前が連呼されていました。ヒサキさんのMCからして、ど頭から「デザビエが好きです」でしたから。

ヒサキ「キリヒトはデザビエに影響を受けています」
キリヒト「いや、別に好きじゃないよ。ネタとして使っただけで」
ヒサキ「……彼は今の発言で、会場中を敵に回しました」

今回の面子は、MCになると途端にユルくなる気が…w
そして8月辺りに、ハンドメイド的な音源をリリース予定だそうです。そう言えば、復活後に出たシングルの手売り分が、今回のイベントで売り切れになっていました。


終演後にアンコールもかかりましたが、ライブハウス側の時間がなかったようで(もう22時過ぎてました)、キリヒト氏直々のお詫び兼終了アナウンスで正式に〆。
振替が決まってから楽しみにしていたイベントでしたが、キャリアの長い人達が集っているからか、黒さと良い意味でのユルさの塩梅が心地良い印象でした。唯一後悔しているのは、物販でemmureeのアルバムを買ってしまえば良かった…という事でしょうか(苦笑)


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2011/03/15@池袋手刀

取りあえず一人で部屋にいるより気持ちが楽なのでした(家に居なければ結果的に節電も的な…)

スケジュールが空いた池袋手刀で何か出来ないかという事で、MUNIMIUNIの摩天楼やemmureeの想らによって当日に急遽決まったイベント、というか演奏付きの飲み会というか…とにかくそんな感じ。入場は無料でドリンクカウンターに赤十字宛の募金箱が設置されていたり(過去行った手刀イベントのチケ代程の額を募金させて頂きました)。正式に開催がアナウンスされたのが開演の約1時間前だったりしましたが、冒頭の理由もありバンギャルさんの中で気まずい思いをするのを覚悟の上でwフラっと潜ってまいりました。
それでも開演から30分ちょっと過ぎてから入ると、用意された椅子はほぼ満杯でびっくり。というかテーブルが設置されている事にもびっくり。人が増えたためか、途中から出演者用のテーブルがステージに用意されていましたよ。普段お客さんが入るスペースの後方(物販とかが置いてある)に、出演者が入れ替わり立ち代わりで演奏するまったり進行でございました。基本マイク・アンプ無しのアコギ弾き語り+時々ドラムスタイルでしたよ。

事前に摩天楼さんのブログにも出演メンバーが暫定で書かれていましたが、蓋を開けてみれば無料というのが信じられない位の面子の豪華っぷり。
自分が分かった範囲だけで、


想(emmuree…【サイレンス】)
ハルカ(emmuree、NOISY CROWDS)
摩天楼(MUNIMIUNI)
渋谷ヒロフミ(DISH)
ササブチヒロシ(カッコー、元Plastic Tree)
aie(the god and death stars、highfashionparalyze、元deadman、元Lamiel)
Kazuma(highfashionparalyze、元merry go round、元Smells)
板谷祐(新宿心音会板谷祐、元CRAZE、元ZI:KILL etc)
Hibiki(Calmando Qual)



改めて書くと本当にパネェ…。
特に、途中からKazumaさんやTUSKさんが入り口から普通に入ってきた時は軽くどよめきが起こっていました。ちょっと自信が無いのですが、amber grisの殊やKYOKUTOU GIRL FRIENDの林田倫堕も出ていたと思います。
自分も今回はまったり体勢での鑑賞でしたので、印象に残った所をざっと箇条書きしますと、


・aieさんのジャケット、チャックが壊れており金具が外せないということで、チャックを下まで下ろした後は腰からズボンのように脱いでいました。何故今それを見せる…w
・ハルカさんは当初出演の予定はなかったそうですが、たまたま近くに居たということで開演30分位前になって想さんに回収されたそうです。想+ハルカでアンミュレの曲を3つ演奏しましたが、「angel's watercolor」と「祈り」の間の曲(多分「strawberry」かな?)が妙にgdgdで笑いが…ワザとだったんでしょうかw しかしマイク無しでも想さんの声は良く通るなあ。
・Kazuma+aieのhighfashionparalyzeバージョンによる、まさかの「桜の満開の木の下で」。メリゴは初ライブが解散ライブでしたが、およそ7年ぶりにこの歌が生で聴けるとは思わず感慨深い思いになったり。前述の通りまったりムード、テーブルにはお酒のカップや歌詞表(?)、携帯などがゴッチャリ、メンバーも皆私服(多分)でしたが、この時ばかりは空気が張り詰めていたような気がします。その後楽屋に戻るKazumaさんの後ろでさっき脱いだジャケットを再び足から着るaieさん。台無しだよww色々台無しだよwww
・途中から、演奏終了後にアコギを使った一発芸を振られる流れに。
・TUSKさん入場直後に、ZI:KILLの「SUICIDE〜想い出なんて〜」のカバー披露あり。多分これを歌っていたのが林田さんの筈。
・その後、そのTUSK+渋谷による演奏。こちらはZIGGYの「GLORIA」を演奏した後、「DISHの新曲です」と言って「ハナミズキ」(一青窈のアレ)を歌っていました。今思うと物凄い物見ちゃった気が…w
・摩天楼さんはMUNIMIUNIの「Beat for you」を披露。ライブではいつも髪が顔に掛かって怨霊のような佇まいですが、今回は想さんと共にゆるく司会役をしたりと中の人? が出ていて面白かったですよ。
・その後だったか失念しましたが、想、ハルカ両氏が加わってBUCK-TICKの「Jupiter」や河村隆一の「I love you」も披露。話には聞いてましたが、想さんの隆一が物真似じゃ利かないレベルでヤバい。声溜めすぎて演奏止めるとかもうね、もうねwww
・終盤に入ってきたHibikiさん、お酒が入っている他のメンバーのノリに微妙に困惑気味? 「ロックンロール!!」を言わされていましたw 演奏後、やはりギターを使った一発芸を振られる→想「テニス・卓球のラケットとかカブトムシの角とかはもう出てるからね」→Hibiki「…すみません! 思いつきません!(笑)」→想「あるよ。『これはベースです!』とか」→客「えぇ〜…」 想さん……w

終演直前に地震が起こり少しドキッとしましたが、特に大きな混乱もなく。
ラストは、ハルカ:メインボーカル・想:バックコーラス(?)・aie、渋谷:ギター・ササブチ:ドラムによるセッション。1曲目は長渕剛の「Captain of the ship」でしたが、想さんが途中「ヨーソロー」のタイミングを間違えるw ハルカさんはボーカリストではないからか、声は良く聞こえなかったのですが、この際楽しければ良いですよね。
オーラスは5人全員で弾けた曲をやってお終い。「ギー! ギー! ギー!」「銭よこせー!」の掛け合いが面白かったのですが、この曲何だったのでしょう…こちらも長渕かな?

最後はハルカ、想による挨拶も。うろ覚えですが書き出してみますと、
ハルカ「地震や原発の報道の事があるけど、今だけはそういう心配事を忘れられれば。俺たちはインディーズバンドだから、何があっても音楽をやっていくしかない」
想「自分達は何も出来ないかもしれないけど、プロの人を応援する事は出来る。バンギャル・バンギャル男は応援する事にかけてはプロだろう?

***

この後も飲みタイムは続いていたようですが、ひとまずこれでお終い。自分も電車の時間があったので退散しました。
本当に突発的なイベントだったのでしょうが、その辺の空気も含めて思いっきり笑えましたし楽しかったですよ。


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NOISY CROWDS 一日再結成「UP in the black sky2010 〜約束をしたあの場所で〜」@池袋手刀 2010/11/13

NoisyCrowdsSticker

※入場時に貰ったステッカー


NOISY CROWDSの一日復活イベントに行ってきました。自分が公演の丁度一月前にチケット取った時はえらく早い番号で色々心配になりましたが、蓋を開けたら相当人が入っており一安心。
今回開演前や舞台転換中に、NOISY CROWDSの曲をバックにNOi'X時代を含めたPVやテレビ出演映像がスクリーンに流されていたのですが…取りあえずアレだ、SHINAさん若いw 特にテレビの方は良く録画が残っていたなと思うような色々ありましたよ。金髪を逆立てたSHINAが伊集院光と並んでクイズ番組に出ていたのもびっくりですが、バンドで出演した番組の司会として、ここ10年アレな事になり続けている田代まさしが写った時には、お客さんから何とも言えない声が上がったり。

以下出た順に。


The Candy Spooky Theater
観るのは都合3回目。
ボーカルJack Spookyをはじめゾンビメイクが気合入ってましたが、ゴスな衣装にNOISY CROWDSの物販Tシャツという取り合わせがおかしいw(他のバンドもこのTシャツ着ていました) ステージ上にカボチャ・シャンデリア等が満載、映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」から「This is Halloween」のカバーも披露したりと、聴いて見て楽しいハロウィーンっぷりでした。後半はダークに歌い上げる曲もやっていたのがちょっと意外。Jackさん、思ったより(失礼)艶のある声をしていました。

そう言えば、今回人形を使わず普通にMCを始めたので、活動再開後は使うのやめたのかな? と思っていたら、途中からベースのペギィが持ち出してJackの肩に乗せてましたw


munimuni
観るのは7月以来ですが、前回のダークでダークで魂持ってかれそうな印象だった時より、結構熱くロックしている気がしました。あくまで自分の中の比較ですけどね! 激しい曲でも日本的なジメッとした暗黒パワーは全開だし、やっぱり摩天楼のフニャフニャ声は怖いし!! 
アルバム通してあの声に向き合うには、個人的にちょっとこっちの経験値が足りないんですが;それでもカッコ良いと思いますよ。ダークなバンドが好きな人は是非一度ライブへ。取りあえずフッフーが聴けたのが嬉しい。


the god and death stars
highfashionparalyzeでも活動しているaie(ギターボーカル。元deadman、元studs等)、元蜉蝣のkazu(ベース)、rowtheの大嵩潤(ドラム)によるバンド。V系界でも人気のあるバンドのメンバーだけあり、この時が一番お客さんが入っていたかな?
aieに関しては、LamielとdeadmanのCDを一枚ずつ持っているだけなので、今回がほぼ初体験だったのですが、音的にはシンプルでちょっと湿り気のあるギターロックという事で良いのかな? これはやっぱりdeadmanやスタッズに近いのでしょうか。どちらかと言うとまず音源を聴いてみたいタイプかもですね。aieのボーカルは思ったより(また失礼な…)通っていました。

MCで愛犬の写真を使ったグッズが思ったより売れ行き悪くてショックだったとか、「TONIGHT」という曲の前に「こんにちはLUNA SEAです」と再始動ネタに絡めたりとか、全体的にまったりしたステージでした。しかもその曲のイントロが、一瞬本当にあちらのTONIGHTぽかったのがまたw


NOISY CROWDS
NOISY CROWDS名義では13年ぶり…と言っても、オリジナルメンバーはボーカルのSHINAだけなので、果たしてこれを再結成と呼んで良いものかは微妙な所ですが。サポートは、ギター:渋谷ヒロフミ(DISH)、ベース:ハルカ(emmuree)、ドラム:Be...S(L'eprica)と、個人的に気になっているバンドのメンバーがずらり。全員ノイジークラウズTシャツを着ていました。

自分はNOi'Xを解散後に知ったクチなので、リアルタイムで聴き覚えがあるはずもないのですが、結論から言うと非常に楽しかったです。
前述のスクリーン映像の印象もあって、今の彼を見ると年月の重さも感じましたがw年齢的には一番上にも関わらずバンドのノリは一番若かったような…SHINAさん動く動く。時折卑猥なパフォーマンスをしたりと暴走もしていましたが…w 「ヴィジュアル界のジュンスカイウォーカーズ、NOISY CROWDSです!」は面白かった。
MCで一日復活のいきさつについての話があったのですが、今回のイベントは同年代のハルカが声をかけて実現したそうです。シビィやBe...Sも当時のファン、特にBe...Sは通販でCDを取り寄せるほどで(今回の選曲も彼によるもの)、スタジオではSHINAに向かって「ここは違います!」だの「このイントロが良いんですよ」だの言っていたそうな。
その選曲ですが、「LIFE」と「mousse」の収録曲を中心にしており、ポップでアッパーな曲が中心だったからか、思った以上に盛り上がっていた気がします。個人的にも聴きたい曲はひと通り演奏したので概ね満足でした。アンコールをSANDALで〆たのも嬉しい、一番聴きたかった曲でしたし。

…で、そのアンコールでのMCにて
SHINA「実はスタジオで思った以上に盛り上がってしまい新曲を作っていたのですが、今回は間に合わなかったので…追加公演を(笑)」(概要)
客「ちょwwwwwww」

その追加公演が来月14日、手刀のイベントのゲスト出演だったのに加え(主催のリビドー。というバンドのボーカルさんがステージに上がって告知をしていました)、来年はその新曲をリリース、ツアーも行うという驚きのアナウンスが。…えーと、オリジナルメンバーが一人のみで、その面子で新曲作って活動というと…もうそれって新バンド立ち上げと同じだと思うのですが。
それはさて置き、この面子でツアーをするという事は自動的にemmuree、DISH、L'epricaが付いて来るという認識で宜しいですか?w

取りあえずセトリ(本編の順番あやふや)

水色の太陽
Steady Love
COOL BOY
MOON LIGHT EMOTION
PLEASE KEEP ME IN MIND
MAD IN MY LOVE
LIFE〜fairies rose〜
ルナの鏡
Wish Song

※アンコール
SANDAL

***

(恐らく皆引退しているのでしょうが)他のオリジナルメンバーについての話も聴きたかった…というのはありますが、イベントとしては平均以上に楽しめました。次手刀に行くとしたら…やっぱりhighfashionparalyzeかなぁ。

MUNIMUNI主催「CRY FOR THE MOON GIG」@池袋手刀 2010/07/11

久し振りにライブへ。興味のある面子が集まっているイベントだったので楽しみにしていました。入場時にバンド別の缶バッジが貰えたのですが、微妙に暗かったのであまり確認できないままに取ってしまいました(後で見たら101Aでした)。

以下出演順に。


101A
見るのが実に5年振りとなる101A。当時は二人組でしたが、今はギターボーカル、ベース・プログラミング、ドラムの3人編成となっていました。冒頭からダウナーでゴシックな雰囲気のある楽曲で引き込みにかかってくる印象で、浮遊感のある轟音サウンドに、これまたフワフワしたnoahのボーカルが乗っており心地良かったですね。今年のサマソニ投票に応募しているらしく、MCで投票をお願いしていましたが…11日の時点で40位台というのは結構上の方なんでしょうか(一応帰宅してから一回投票してみました)。途中、ベースの人が神と崇めているらしいNINE INCH NAILSの「Piggy」のカバーを披露していましたが、ちょうどその時にギターがトラブっていたようなのがちょっと残念。そのカバーを境に後半はロック色の強い激しい曲で攻めていました。
トップバッターですが、50分近く演奏しておりガッツリ聴くことが出来ました。
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SPEECIES
元JUBILEEのボーカルSADIEが率いるバンド。元Art marju duchainの怪が復活するニュースが出た際(結局実現しませんでしたが)、SADIEがサポートメンバーの一人として紹介されたり、ちょっと前からMySpaceの試聴を聴きまくったりして、地味に気になっていたバンド。101Aの演奏中に、肩にゴツい物が付いたジャケットの人が前を通ったのですが、彼がそのSADIEさんでした…ビビったw
試聴でのイメージ通り、ちょっと懐かしさを感じる、デジタルサウンドメインのキャッチーなテクノポップだったのですが、意外とギターも前に出ている感じもしました。この日はドラマーが欠席だったので、普段はもっとバンドバンドしているのかもしれません。パフォーマンスも無機的なのかなと思いきや、サタデーナイトフィーバーの例のポーズを取ったり、演奏中のギタリストを「ギター頑張れ! 半年前より下手になってるけど!」イジったりとw、色々やっていましたね。他のバンドより時間がちょっと短かったかな? 曲数的には他とそんなに変わらないと思うのですが。何にせよ楽しかったです。
後で物販にてアルバムを購入。
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SPEED-iD
約2年振りに見たSPEED-iDのステージ。ホラーなBGMが流れ始、配信限定のライブアルバムにも入っているSisters Of Mercyのカバーから始まりました。しかしボーカルの優朗さん、最後に見た時よりかなり、こう…ずんぐりされたような(苦笑)。本人も気にしているのか、MCで「恰幅が良いと言うんだ、太ってるって言うなよ!」と言っていましたが。体も大きくなって声も大きくなったのかは分かりませんが、轟音の中声が埋もれていなかったのは良かったです。その替りコーラスのLIKAの声があんまり聴こえてこなかったような。不気味なパフォーマンスも面白かっただけにちょっと残念。
前半には新曲を続けて2曲披露。どちらも攻撃的なロックナンバーで前方のファンの反応も良かったように思いました。スタジオでは上手く行かず、今回のライブで初めて完走出来たそうですが…マジかw 後半は現時点の最新作iNDEEPからの選曲で、こちらは自分の中のブランクを感じない、いつも通りと言えばいつも通りのステージでした。
そしてやっぱりグダリ気味の(好きですが)MCで、ドラムのHALが貸してくれたタオルがピンクのハート入りで気に入らないとか、選挙当日という事もありLIKAさん曰く若干アウトな選挙ネタとかを話しながら、今回演奏した新曲を含む新譜を年内にリリースするという発表が。…まあ、iNDEEPのリリースが数年単位で遅れたのを考えて、スケジュールに過剰な期待はせずに楽しみにしていようと思いますw

01.THIS CORROSION(Sisters Of Mercyカバー)
MC
02.(新曲)
03.(新曲)
MC
04.JUSTICE FOR BLOOD LUST
05.ARMY OF THE CHURCH UNDER THE MOON
MC
06.DEPTH
07.DON'T FEAR YOURSELF

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MUNIMUNI
ラストは主催のMUNIMUNI。昨年、やはりこのライブハウスで見て以来でしたが…こんなに怖いバンドでしたっけ。過去一回見たきりなので判断は出来ませんが、去年見たステージが、V系草創期の要素を確信犯的に取り入れながら、今のバンギャルさんも楽しめるパフォーマンスをしていたのに対し、今回は本気で「V系以前(リアルタイムで聴いてた訳もないのであくまで想像ですが)」のダークなサウンドを目指しているように見受けられました。ライブなんですが、ステージの上だけ微妙に次元がずれているというか。ボーカル摩天楼のフニャフニャした歌い方も、怨霊の囁きみたいでしたし。そして前髪で顔が全く見えませんしw V系色が強くないイベントだったというのもあるかもしれませんが、最後に物凄いものを見させていただきました。
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ライブに飢えていたこともあり、4バンド共じっくり楽しめました。それにしても、ステージ転換中にスクリーンで流れていたのが、モリゾーとキッコロのアニメだったのには何か理由があったのでしょうか…w

ブログネタ
ライブに行って来ました。 に参加中!
…。【サイレンス】主催「…。【無言の調べ】」@池袋手刀


池袋手刀で行なわれた…。【サイレンス】主催のイベントライブ。
ちゃんと音を聴いた事はないけど興味がある、というバンドが一堂に会していたので思い切って行って来ました。
前日になってチケット取ってる辺りに計画性の無さが伺える事ですよ。
開演ギリギリに入ったのですが、かなりお客さんは入っていたように思います。

以下出演順に簡単に感想等↓


***


O.A:キカイ
emmureeのボーカル想のソロ名義という事で良いのでしょうか。
打ち込みをバックにした弾き語りスタイルでした。
アンミュレの試聴で聴いたことのある曲があったので、恐らくアンミュレの曲のアレンジを演奏していたのだと思います。
サイレンスの時も思いましたがこの人の声は良く通るなぁ。
まったりとしたMCを交えながらサラッと3曲やって退場していきました。


munimuni
シングル「フッフー」しか聴いたことが無かったのですが、その収録曲をやっていたのがちょっと嬉しかったり。
曲調や音の隙間の感じ(?)に何となく初期のヴィジュアル系の匂いを感じました。(リアルタイムで聴いていないし、具体的なバンド名も挙げられないので何とも言えないけど)
あと和風の香りでしょうか。とは言ってもKagrra,みたいな感じではなくて、日本人がダークな曲を作ったら自然にこういう味付けがされるのだろうなぁ、といった意味での和風。例えるなら今はもう日本の家庭料理になっているカレーのような(そんな
結構好きな感じでした。
あとこういうバンドにもフリ?や咲きのようなものがある事がちょっと驚きでした。
あの1曲1曲終わる毎にボーカルとベースが前に出て来てやっていた手旗信号のようなパフォーマンスは何だったのでしょうか…w


The candy spooky theater
何気に一番楽しみだった人達。
ほぼ3年振りに見ますが、ギターの人が変わっていました(因みに前任ギターはこの後出たサイレンスのギターzull)。
ライブはコミカルホラー、ダークサイドオブディ○ニーといった感じで、大体3年前の記憶通りでしたw オープニングSEがナイトメアビフォアクリスマスだったりMCを加工ボイスで人形に喋らせたりといった所もほぼ一緒。
やっぱりこういうパフォーマンスを見るとV系バンドが好きで良かったな…と思う事です。
物販で海外リリースのアルバムがないかと思ったのですが取り扱っておらず…残念。
5月にマリアの心臓でライブ、そして6月6日に高田馬場AREAでemmureeとのツーマンがあるそうです。
ちょっと行ってみたいですね。

因みに2回目の人形MCの時、音の加工がおかしかったらしく声が聞き取れなくなるトラブルがあったのですが、ボーカルJackが身振りを交えながら若干テンパッてPAに指示を出すのが面白かったですよ。
そして復旧後、人形君の一言「ちょっと痰が絡んでました」


…。【サイレンス】
ボーカル&ギター:想(emmuree)、ギター:zull、ベース:〜祈〜(閉鎖病棟)によるバンド。
3人のビジュアルが見事なまでにバラバラでした。(ステージ後方の〜祈〜には殆ど証明が当たっていなかったので良く分かりませんでしたが…;)

打ち込みが浮遊感のある感じで好きですね。
myspaceで試聴した時はマッタリ寄りのバンドなのかな? と思っていたのですが、頭にスッと入ってきつつも思いの外激しい曲をやっていました。(ライブではギター音が前に出ていたから余計そう感じたのかもしれませんが)
自分の中でダークでメロディアスで打ち込みが乗るとなれば好きにならない理由が無い訳ですが、本当にすんなり入って来るというか。(ラストの「雨空のstar dust」が一番キャッチーな印象)
あと想の良く通るヴィジュ声がもろ好みでした。
ああいう声が朗々と響くと気持ち良いですね。
しかし彼の動きが所々でアブナイ人に見えるのがちょっと怖い。
MCではあんなに和みオーラが出ているというのに…w

今回で一旦活動はお休み、と言うことでしたがかなりツボに嵌ったバンドでした。
終演後、物販でミニアルバムを購入。


***


そこそこ長丁場でしたが、楽しいイベントでした。
また見てみたいバンドが増えましたね。

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